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Twice Again

Author:Twice Again
えと、どうもTwiceAgainです。
始めましての方も、そうでない方もどうぞまったりゆったりしていってください。小説の毎日更新は出来ませんが、マイペースにやっていきたいと思います。僕の二次創作は暇つぶし程度にどうぞ。感想やご指摘は歓迎します。
では、どうぞごゆるりと……。


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 エリアスが連れてこられたのはグランドだった。しかし周りに植えてある木々によって辺りからは死角になっている。クラスメートの3人、仮にA、B、Cとしよう。いわゆる悪ガキ3人トリオだ。中等科生活2日目にして、エリアスは既に厄介なやつらに目を付けられていた。





 「テメーよう、なんだよあの挨拶はよう。俺たちに喧嘩でも売ってんのか? アアン!?」

 「別にそんなわけじゃないよ……」

 正直言ってエリアスはとても面倒臭かった。お腹が空いた、すぐにご飯が食べたい、と心中思っていた。しかし、それは叶わない。

 なにせ3人だ。1人なら問答無用で黙らせていたが、なにぶん分が悪い。楽に事態を収束させられるか、考えているとB(リーダーっぽいのがAだ)がエリアスに突っかかってきた。

 「何とか言ったらどうなんだよう、この野郎!!」

 直後、痺れを切らしたBがエリアスに殴りかかってきた。微かな残像を残しつつその拳はエリアスの頬に届く――筈だった。

 「人が折角何も起きないように考えていたのに…」

 拳は頬の手前でエリアスの手によって止められた。そのことに、3人は動揺する。

 「殴ってきたのなら、殴り返されても言い訳出来ないよね」

 「ぐぁ…!」

 エリアスは掴んだ拳を握りつぶそうと力をいれる。Bの表情が苦痛を訴える。拳はフルフルと震え、全身から冷や汗が溢れ出してくる。

 「て、てめケンジをよくも‼」

 「ここなら、誰も見てないし…魔法を使ってもいいんだよ?」

 「「!?」」

 通常、市街地等で魔法を行使するには特別な権限や急を要する場合、限られた場所等でしか出来ない。それはこの学院内においても同様である。

 すなわちエリアスの発言は相手を小馬鹿にしているようなものである。

 「上等じゃねえか、そっちがその気なr」

 「御託はいいんだよ」

 「タケシ!?」

 「油断大敵……だね」

 言葉よりも拳は速く。タケシと呼ばれる少年の鳩尾を貫く。たったの一撃で意識を奪い取る。

 「さあ、君はどれくらいなんだい?」

 「く、くそがーーー‼」

 魔力がたいして纏まらぬまま打ち出された力の塊は、糸もたやすくエリアスの拳によって砕かれ消滅していった。

 「こんな筈じゃない、こんな筈じゃなかったんだ⁉」

 後悔先に立たず、己を知り敵を知れば百戦危うからず、どの言葉でも形容できよう。間違いではなかった。ただ彼らは知らなさ過ぎただけだった、彼を、エリアス・オルバを。

 エリアスは1歩ずつ歩いて行く。その間にもシューターは打ち出されるが、遠く及ばず消えていて行く。そして、彼の目の前にエリアスは立ち塞がった。

 「……Good luck」

 無慈悲に、だるそうにそう呟き、最後の1人に一撃を屠った。







 結果、あの3人は何も出来ず一方的にやられただけだった。エリアスが3人を一目見て去ろうとした時、ふと何もいない筈の1本の木を見た。が、すぐに腹の音がなり踵を返すように教室へ弁当を取りに帰った。

 何も得られなかった、と思いながら。











 Side Mysterious girl

 気付かれた、いや気付いていたのでしょう。私が彼らを追いかけ、木の後ろに隠れて様子を見ていたのを。

 あの3人は何も出来ず一方的にやられただけだった。しかし、あの人は違った。魔力の強化も無しに3人を相手にして一撃で倒し、まるで蟻を踏み潰すだけのように簡単に終わらせてしまった。

 まだまだ底知れない力を持っている彼と是非1度戦いたいと思った。しかし、私の当面の目標は現代を生きる聖王女のクローン。彼にお手合わせを頼むのは、それからでも遅くないでしょう。

 Side out








 Side Areas

 昼休みは思いのほか短く、帰ってきた頃には昼休みは終わりを告げていた。

 『どういう心境の変化だ?』

 『何が?』

 質問を質問で返すのはやぶさかではないが、もう1人の自分のようなものだ。気にしない。

 『いつものお前ならヤッちまったりしねえだろう』

 『そんなことか。単純に自分の欲求を満たそうとしただけだよ』

 『破壊衝動か?』

 『食欲だよ!!』

 わかってていてこれだから困る。それより、あの碧銀の髪の人。なんであんなところに?
 ……考えてもわからないか。とりあえずは……。

 『ヒソヒソ…あの3人帰ってこないよ』

 『きっとやられたんだ…ヒソヒソ』

 この状況は好ましくないよね……。どうにか出来ないかなあ?


 「……ふん」







 放課後になって、職員室に呼ばれた。絶対さっきのことだろう。謹慎処分とかいやだなぁ。

 「失礼します」

 ドアを開けると、さっきの3人と恐らく、その母親、そして教師のシスターがいた。
 相手の母親からは物凄いオーラを感じる。怒りのオーラ。修羅に見えてきた。

 「エリアス君、ここに座ってください」

 僕らのクラスの担任教師でもある彼女に椅子に座るよう促される。

 「先生、これは大変な事態ですよ。校内暴力なんてもっての他です。うちの子は怪我をしたんですよ!!」

 怪我をさせるほど強くはしてないのにな。速く帰りたい。今日は筋トレの量が多めなのに。

 「ほんと、どういう教育をしているんでしょう‼」

 まったくだよ。教育がなってない。弱すぎだよ、真面目にトレーニングしてないのかな?

 「そういえば、この子の親はまだなんですか‼ いい加減怒りますよ‼」

 「……親なんていませんよ」

 「「「!?」」」

 「ちょ、エリアス君!?」

僕の親なら昔に死んだ。別にどうと思わない。あんな屑共はもっと早く死ねばよかったのに。僕に力がなかったから、死ぬのが遅れただけなのだ。

 「ブツブツ…親に捨てられたのね。教育してもあんなのだから、捨てられて当然ね」

 「うちの子がいかにデリケートかも知らないで怪我を負わせたのね。許せないわ」

 そのセリフに3人は身体を1度ビクッとさせ、俯いた。

 「こんな子は退学でいいんじゃないのですか!?」

 さっきから先生は矢継ぎ早に言われるので困っていた。勝手に脚色されたな。僕が3人を一方的にやったみたいじゃないか。結果はそうだけど、実際は相手から殴ってきたのに。

 『代わってやろうか?』

 『いやだ、どうせ火に油を注ぐだけだし』

 確実に状況は悪化するであろう。余計面倒なことになる。正直に言っても聞きやしないだろうし、どうしたものか。

「――失礼します」

 突然、職員室に響く凛とした声。全員がその声のした方向を向いた。

 「ストラトスさん? 今は入らないで頂きたいのですが…」

「先生、オルバさんは先に殴ってなんかいません」

 行き成りの発言に先生はびっくり。周りもびっくり、僕もびっくり、俺もびっくり。

 「ど、何処にそんな根拠が…!」

 「私がこの眼でしっかりと見ました」

 そう言って、自分の眼をしっかりと見開いた。彼女の眼は虹彩異色、それも蒼と紫の…。

 碧銀の髪に加え虹彩異色。

 ああ、きっと彼女は僕を――。


 早合点か、そう思い考えをストップさせる。彼女の瞳に気圧されていた親どもが気を取り直す。

 「そn「母さん、俺たちが悪いんだ」!?」

 何かを言おうとした時、あの大将の子が口にした。いや、僕も悪いんだんだけどね。

 「俺たちがエリアスさんのことをよく知らないで……」

 その言葉に2人もしゅんと俯く。てか、エリアスさんって何?

 結局、親の暴走はこれで治まり事件は解決に向かって行った。余談であるが、僕たちの担当教師の人は始めて僕という特殊なケースにぶち当たったそうで、説明が下手だったらしい。

 安西先生、学校が辛いです……!
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