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Twice Again

Author:Twice Again
えと、どうもTwiceAgainです。
始めましての方も、そうでない方もどうぞまったりゆったりしていってください。小説の毎日更新は出来ませんが、マイペースにやっていきたいと思います。僕の二次創作は暇つぶし程度にどうぞ。感想やご指摘は歓迎します。
では、どうぞごゆるりと……。


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Side Areas

夢を見ていた。昔の。両親が死ぬ日だったのか、そうでないのかは、わからない。

毎日が虐待の日々だった。その傷跡は3年が経った今でも殆ど残っている。根性焼きなんか100を超えると数えるのをやめた。しばらく見ていなかったのにまたなんで今日見たのだろうと、自分自身に腹が立つ。

殴られ、蹴られ、一生残るかもしれない傷をつけられるのを甘んじて受け入れるしかない夢の筈なのに……今日は違った。

突然、夢は変わり暖かいなにか包まれていた。
初めてだった。安心出来た。いつも家で一人ぼっちで居て安心なんてした事はなかった。

夢はだんだんと覚めていく。名残惜しいが夢は所詮夢。だけど感謝しよう。この温もりは心の中に残るのだから。



『ありがとう』

Side out




エリアスは割とスパッと起きられた。あの夢のおかげだろうと思いながら、今自分が置かれている状況に気づき絶叫をあげた。














朝ご飯というものは、1日を過ごす上で実に重要であるかは、身をもって知っているだろう。

朝ご飯を抜いた日は、それはそれはつまらない日になってしまう。かくゆう自分も休みの日は朝ご飯を食べないときが多く、いつもぼーっとしている。

何が言いたいのかと言えば、それは『朝ご飯はしっかりと食べよう』という事だ。

――たとえ、ものすごく弄られるとしても、だ。

スバル家の食卓を囲む人数は、今日に限っては多い。スバル、ティアナ、ノーヴェに加えエリアスとアインハルトがいるからだ。まあ、エリアスは時々スバル家の食卓にお邪魔する事は多々ある。

しかし、最後の2人は顔を真っ赤にしながら朝ご飯を食べている。





あの後、エリアスの絶叫に気づき料理中のスバルを除く2人が部屋に向かった。

そこではエリアスがアインハルトに寝ぼけてヘッドロックをかけられていた。ノーヴェは頭を悩ませ、ティアナは呆れていた。

アインハルトの意識が覚醒し、おかれている現状を理解すると、顔を真っ赤にしてエリアスに空中散歩をプレゼントした。幸か不幸か、窓が空いていた。

流石のエリアスも驚きはしたが、冷静に対応し、衝撃を吸収するウォールを展開しことなきを得た。かのように思えたが、急ごしらえの簡易魔法なので結局は壊れて落ちてしまった。

まあ、当の本人は最近の役得の罰だと考え、納得していたらしいが。





そんなことがあり、2人は謝りあったり、周りに弄られたり。

「んじゃ、一応説明しとくぞ」

ノーヴェが音頭を取り、やっと説明が開始される。ちなみに朝ご飯はベーコンエッグと野菜スープ(スバル作)。あの大食いの彼女の料理なら美味しいだろう。

彼女の分だけ、一週間は胸焼けを起こしそうな量だったりする。明らかに胃のキャパシティを超えているのだが……。深くは掘り下げないでおこう。




「ここは、こいつ……あたしの姉貴のスバルの家だ」

「うん」

アインハルトにわかりやすいようにスバルが相槌を打つ。そしてそれをアインハルトが目で追う。

「で、その姉貴の親友で本局執務官」

「ティアナ・ランスターです」

「そんで、こいつは…」

「僕のことは知ってるからいいよね?」

「はい」

「? 知り合いだったのか」

ノーヴェが頭に疑問符を浮かべ2人に尋ねた。そういえば、エリアスとティアナ、スバルの話をしていなかった気がする。それはまた今度という事で…。

「「一緒のクラスだからね(です)」」

「成る程な。まあ、お前を保護してくれたのはこの3人だ。特にエリアスはお前を担いでここまで運んで来たみたいだし、感謝しろよ」

「ありがとうございました。あの、エリアスさん。私は重くなかったですか…?」

「全然。あとそれ寝言でも言ってたよ」

「えっ?」

「ああ~、言ってた、言ってた。エリアスが『軽いよ』って言ったら、『そんな…こと…ないれす…よう…』って言って寝ちゃった」

「片手で余裕でした」

ちょっとドヤ顔をエリアスはして、話を進める。ここからが本題なのに、何故横道にそれるのか。

「でもダメだよノーヴェ。いくら同意の上での喧嘩だからって、こんなちっちゃい子にひどいことしちゃ」

「こっちだって思い切りやられて、まだ全身が痛ェんだぞ」

その割にはピンピンしている様子のノーヴェ。こっそりと後ろに回り、腹をくすぐろうとするエリアスに気づき、先制の拳骨で仕留める。

その様子を見てあたふたするアインハルトだったが、すぐに復活したエリアスを見てホッとした。

「格闘家相手の連続襲撃犯があなたっていうのは……本当?」

確信に迫る質問をティアナはアインハルトにした。そして、周りの空気が真剣さを帯びてくる。

「――――はい」

「理由を聞いてもいい?」

ティアナの表情は穏やかなままだ。この年代の少年少女は色々と心が不安定なので、優しく接するのが一番だと考えたのだろう。

エリアスはさほど驚いた様子ではなく、虎視眈々とノーヴェのベーコンを狙っていた。話をキチンと聞け。

「大昔のベルカの戦争が、こいつのなかでは終わってないんだとよ。んで、自分の強さを知りたくて。あとはなんだ、聖王と冥王をブッ飛ばしたいんだったか?」

『ブッ飛ばしたい』のところでエリアスにさらに拳骨をかまし、言い終わる。エリアスの頭からプシューと煙は出ているが、すぐに起き上がり自分の席に戻って行った。今度はスバルのベーコンを奪いに。

「最後のは、少し違います」

「もう、ないだと…?」

ノーヴェの言葉にすこし認識の違いがあったため、アインハルトは否定し自分の中の思いを改めて確かめるべく、顔を伏せ、拳を握りしめ、今思いを打ち明ける。

「古きベルカのどの王よりも覇王のこの身が強くあること……それを証明出来ればいいだけで……」

何か思い当たる節があるのか、エリアスは目を細めアインハルトを見定める。

「聖王家や冥王家に恨みがあるわけじゃない?」

「はい」

「そう、よかった」

ティアナの問いかけが満足のいく答えだったらしく、ニッコリとスバルが微笑む。その様子にアインハルトは鳩が豆鉄砲を喰らったような表情になる。

「スバルはね、その2人と仲良しだから」

聖王のクローンであるヴィヴィオ、兵器として扱われた冥王イクスヴェリア。イクスヴェリアは未だに眠り続けているが、ヴィヴィオは幸せな生活を送っている。だからスバルはアインハルトの言葉を聞き安心した。

「そういえば、僕は冥王に会ったことないな」

「あれ、そうだったの?」

「ティアさんに保護される前……でしたっけ?」


思い出したかのようにエリアスは口にする。ティアナにエリアスが保護されたのは、一年前で冥王が発見された『マリアージュ事件』のあとだった。

 エリアスが保護された事件

 それを語るにはまだ早く、しかし、いつかは語らなければならないだろう。
 言うなれば、エリアスという少年が本当の意味で生まれた瞬間であったのだから


「そうね。ちょっとだけ話をしてただけね」

「ヴィヴィオは冥王、イクスヴェリアの友達でしたよね? 機会があれば会いたいですね」

「うん、わかった……アインハルト、後で近くの署に一緒に行きましょ。被害届出てないって話しだし、もう路上で喧嘩しないって約束してくれたらすぐに帰れる筈だから」

「あの……ティアナ。今回のことについては先に手ェ出したのはあたしなんだ」

「あら」「へぇ…」

いつも彼女を見ている2人は先にアインハルトが手を出したと思っていたので、すこし以外そうにした。まあ、情に流されやすいノーヴェなのだが。

「だから、一緒にあたしも行く。喧嘩両成敗ってやつにしてもらおう。お前もそれでいいな?」

「はい……ありがとうございます」

覇王は少しばかり頬を紅潮させ、軽く頭を下げた。









「じゃ、僕は家に帰ろう……」

ガッ!!!

「めりこんでる痛い痛い!?」
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