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Twice Again

Author:Twice Again
えと、どうもTwiceAgainです。
始めましての方も、そうでない方もどうぞまったりゆったりしていってください。小説の毎日更新は出来ませんが、マイペースにやっていきたいと思います。僕の二次創作は暇つぶし程度にどうぞ。感想やご指摘は歓迎します。
では、どうぞごゆるりと……。


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 なのはの心の願望の結晶『ハスター』との戦いから一夜明け、俺は桃子さんからお弁当を貰いバイクを走らせていた。行き先は自宅。今日の学校の用意を取りに戻った。
 学校に着く頃には多数の生徒がごった返ししており、思わずため息をついてしまった。

 「はあ……でござる」




 隣に、特徴的な語尾の男、上原喜助がいつの間にか立っていた。

 「上原、おはよう」 
 「おはようでござる……夢見殿」
 「どうした、いつもの元気は?」
 「某、ちと最近家の用事で困っているのでござる……少しばかり、大変でござる」
 「そっか、どうしようも出来なくなった時は頼ってこいよ。俺達、友達だろ?」
 「……夢見殿! 某、感服致した! 今はまだ話せないのでござるが、いずれ、落ち着いたら相談するでござる!」
 「ああ、わかった。頑張れよ、上原!」
 「了解でござる!」

 ――声が響く。



           我は汝……汝は我……

          汝、新たな絆を見出したり……

 汝、”魔術師”のペルソナを発する時、我ら、汝に更なる祝福を与えん……



 

 心の中に新たな絆の芽生えを感じた。




 「ところで昨日は高町嬢と同じくしてお休みでござったが、身体を壊したのでござるか?」
 「まあ、そんなところだ。俺じゃなくて、なのはの家族の方だがな。なのは1人で看病が出来るのか心配だったから、俺が付き添ったんだ」
 「なるほど……して、どこまで高町嬢と進んだのでござるか? 接吻はしたのでござるか?」
 「あのな……なんでそんなこと言うんだよ」
 「それは高町嬢を名前で呼んでいるからでござるよ。きっと仲が進展したのでござろうと思い至って」
 「……ああ、難儀だ……」
 「しかしその様子だと、特に進展はなかったのでござろう……風呂でも一緒に入ったのかと、早とちりしてしまったのでござる」
 「な、なっ! そんなわけないだろう!」
 「……なしてムキになって否定するでござるか?」
 「うっ……なんでもねえよ」
 「気になるでござるな……」
 

 「渚沙君、おはよ!」


 「お、なのはおはよう」
 「今日も一日頑張ろうね! 渚沙君♪」
 「そうだな。だけどしっかり休めよ」
 「わかったの! 優しいね、渚沙君は」
 「お前の方が優しいよ。俺には到底出来ないことが出来るじゃねえか」
 「ううん……なのはにだって出来ないことは沢山あるの。渚沙君と一緒なの!」
 「そうか。なのはがそう言うんだったら、一緒なんだろうな」
 「そうなの♪ そういえば、お兄ちゃんが渚沙君を呼んでたよ」
 「? 了解。今度行くわ」

 

 「……一体、何をしたでござるか……? 高町嬢のあんなにも屈託のない笑顔など、某見た事がないでござる……」
 

 「おはよう、夢見君」
 「おはよう、月村、バニングス、八神」
 「おはようや」
 「おはよう、夢見……ってなんでなのはだけ名前で呼んでるの!?」
 「それはやな、一緒におふモガモガモガ」
 「それ以上喋ったら怒るぞ」
 「おふ……?」
 「むぅ……癪やけどしゃあないな……ん? すずかちゃん、何なよなよしとん?」
 「えっ!? いや、なんでもないよ……ちょっと体調が優れないみたい……」
 「おいおい、大丈夫か? 何なら保健室まで付き添うが……」
 「んぁ……大丈夫、だから……行こ、みんな」
 「悪くなったらすぐに言えよ?」
 「うん、ありがと、夢見君」
 
 












 鳥海先生が教壇に立ち、話し始めた。

 「さて、そろそろ残ったちゃった委員会を選ばなくちゃね」
 「委員会? 八神、何か残ってるのか?」
 「そうや、図書委員があと1人いるんやけどな……うちとすずかちゃんが立候補しとんやけど、あと1人が出やんのや」
 「バニングス……は室長か。なのはは保健委員だしな」
 「ふふん……やっぱりウチのおかげやな?」
 「……何が……」
 「そりゃ、なのはちゃんの事に決まっとるやん」
 「お前と桃子さんの入れ知恵だったな、そういえば……」
 「?」
 「ああ、すずかちゃんは知らんのか。実はな、なのはちゃんな、昨日夢見君とお風呂に……」
 「……!」
 「おい、八神!」

 ガタッ!

 「あら、夢見君やってくれるのね。助かるわ」
 「え、あ、え!?」
 「じゃ、この後は自由時間ね。先生はちょっと用事あるから行くけど、出来れば静かにしてるのよ~」
 『は~い!』
 「先生! ちょっと待ってって! ……行っちまった……八神、お前のせいだぞ……」
 「いや、実際に計画したのは桃子さんやから……」
 「なんだと……」

 「夢見君……」

 何故だか、月村の瞳には情欲の念が込められていたのに、俺は気づかなかった。

 「今日委員会がちょうどあるから一緒に行こやな」
 「……了解……っておい、月村、本当に大丈夫か? 顔が真っ赤だぞ。風邪でも引いてるんじゃないのか?」
 「ぁ、うん……らいじょう、ぶ……らよ……」

 バタンッ

 「おい、月村、おい、おいって!」
 「夢見君、早う保健室へ!」
 「悪ぃ、後で来てくれ!」
 「わかったわ!」

 
 「くそ、何だって急に……!」
 「……夢見……君……」
 「月村、大丈夫か?」
 「……うん、ごめんね……」
 「構わねえよ。それよか、ゆっくり走った方がいいか?」
 「……ちょっとだけ、お願い……」
 「わかった。もう少しで着くからな」
 「……うん、ごめんね」


 ――夢見君。

 カプリッ
 
 















 「何なんだよ一体……?」

 月村を保健室に預けてきて、とりあえずは湿布を額に張っておいた。
 問題は後にも前にもある。
 前の問題は、運んでいる途中に月村に首を噛まれたこと。
 そして、後の問題は現在進行形で抱き寄せられていること。

 「失礼します――すずかちゃん、大丈夫……!」
 「な、なのは! 助かった、助けてくれ!」

 中々どうして、月村は力が強いんだろうか。俺よりも強いぞ絶対……!

 「いや、その……ごゆっくり……」
 「待てよッ!」
 「でも、その、そういうことは……ダメなんだよ、本当は……でも、男の子だもんね、しょうがないよね……でも」
 

 「アンタは何してんのーーー!!!」
 「ブギャッ!?」

 バニングスのダイナミックエントリー。肩の脱臼が確認された。痛い。
 ゴキンッと音を鳴らして肩を直す。うむ、成功だ。

 「ちょっとやり過ぎたかしら……?」
 「渚沙君、大丈夫!?」
 「……ラ、ライト……」
 「らいと……?」
 「グリーンヌゥ……!」
 「チェストーッ!」
 「ぐはぁ…!」

 「も、もしかして、今のアリサちゃんのした」
 「そこから先言ったらあんたも夢見のようになるわよ」
 「……ごめんなさい」


































 
 はてさて、授業も無事に終わり、月村は早退した。
 八神と共に図書館に向かい委員会の話を聞く。
 八神はどうやら月村と共に図書委員の活動をするようだ。今はいないが。

 そして、俺はというと――。

 「よろしく」
 「えと、梨月琥珀です。よろしくお願いします」
 「梨月……先輩?」
 「年齢的にはあなたの方が年上ですので、梨月でいいです。琥珀でもいいですよ」
 「わかった梨月後輩」
 「この学校においては私が先輩なんですが……」
 「人生の先輩だ」
 「……3年しか違わないのに……」
 「3年も違うんだ」

 梨月琥珀、14歳。一般的ならコイツはきっと中学校にいるんだろうが、どうやら天才、と呼ばれるタイプの人間らしく、ハイレベルと言われる聖祥中学の内容も、彼女には簡単過ぎたようだ。
 そして、直談判。
 結果として、今の、高校3年生まで飛び級をしたらしい。

 「中二……なんて甘美な響きなんだろうか……」
 「今日の放課後から早速仕事があるので残ってくださいね、夢見先輩」
 「らじゃりましたぁ……」

 厄介事を押し付けやがって、八神め。
 しかし、いつ月村の見舞いに行こうか。
 流石に今日行くのはダメだろう。明日学校に来てなかったらなのは達にも話を聞いてみるか。

 



 そして、キンクリが起き放課後へ。

 「メンドゥ……」
 「何で図書委員に入ったんですか……」
 「いやぁ嵌められてね。先生と八神に」
 「八神……ああ、あの車椅子の。可愛いですよね、八神さん」
 「認めるが、こら、八神。ここはエロ本を読む場所ではないぞ」
 「ええやん別に」
 「お前帰れよもう……」
 「なのはちゃんは家の手伝いが今日は忙しって言って帰ってもうたし、アリサちゃんはクラス長やからそれの会議に行ってまだ帰ってこうへんし……1人で帰るんわ、寂しいし疲れるから、アリサちゃんを待っとるんや」
 「あのヴィータって子はどうしたんだ?」
 「今日はちょっと外せへん幼児……いや、用事があってやな」
 「俺のバイクには流石に車椅子は載せられねえしな」
 「せやからお宅のエロ本をこうして拝借して……」
 「残念だったな。ここに来る時に全部燃やしたから、まだこっちには無いんだぜ。てかお前ウチ知らねーだろ」
 「まだってことは、いずれ買うんやな? 今度家の場所教えてぇな」
 「断固拒否する。そして、買ったと仮定すると、俺は絶対にわからない場所に隠すぜ。家中をひっくり返すしても見つからないところに超隠すぜ」
 「つまり家には無いと」
 「そういうことだ」
 「…………」
 「あ、わりぃ梨月後輩」
 「喋るんだったら、外でしてきてください」
 「ごめんな~、琥珀ちゃん」
 「む、撫でないでください、子ども扱いしないでください!」
 「「いや、無理だろう」」
 
 こいつは本当に中二なのか? 小学5年くらいの間違いじゃないのか?
 でもまあ、それくらいから2次性徴が始まるわけで、大して変わりはないのだろうけど。
 けど、結構小柄だよな。ここが高校っていうのを差し引いても。

 「八神さんはそんな破廉恥な本はすぐに撤去してください!」
 「ええやん、別に。ゆめみんだって興味あるから話かけてきたんやし」
 「このケダモノ……あなたも同類ですか」
 「……スルーで」

 疲れる。

















 はてさて、色んなことをしていたら、いつの間にか閉館の時間になっていた。

 「お疲れ、梨月後輩」 
 「ご苦労様です、夢見先輩」
 「なんか偉そうだな」
 「偉いですから」
 「俺の半分くらいしか身長ないのに」
 「鳩尾辺りまでありますよ! ほらっほらっ!」

 ピョンピョンすんなし。
 八神は先ほど帰った。バニングスが迎えにきたからだ。
 まあ、その時に。

 「すずかを運んでくれてありがとね……あと、蹴ってごめん……」
 「気にするな。俺にも(多少は)非がある」
 「……ん、わかった。貸し1つってことで」
 「……それでお前が納得するなら、それでいいや」

 とか。

 「では、一緒に帰りましょうか、夢見先輩」
 「何故だ梨月後輩」
 「1人で帰れと?」
 「ダチと帰れよ。まだ部活してる3年生いるだろ?」
 「……友達なんて、いませんよ……」
 「なんか言ったか、梨月後輩」
 「なんでもありません! ほら、早く私をバイクに乗せてください!」
 「急かすなって」

 なんか、妹みたいだ。

 「久し振りにたくさんお話しました。楽しかったです、先輩!」
 「そりゃ、どういたしまして、後輩」


 ――声が響く。
 


           我は汝……汝は我……

          汝、新たな絆を見出したり……

 汝、”隠者”のペルソナを発する時、我ら、汝に更なる祝福を与えん……







 「家案内しろよ」
 「了解です」

 あ、恭也さんに呼ばれてるの忘れてた。
 
 …………。

 明日行こう。



















 やっとこさ家に帰る頃には、もう陽は完全に落ちていた。
 なのはと共に夢の中に入った時は、そういえばあの娘は居なかったな。
 けど、第1の試練が終わった。
 あの娘の名前を教えてくれるだったっけ。

 「晩御飯、めんどくせ……」

 さっさと風呂に入って寝てしまおう。


















 「さて、と」
 「今日は静かだね」
 「シリアスパートらしいからな」
 「そう。で、何だったっけ?」
 「お前の名前、だろ?」
 「そうだった……私の名前はね、アリシア・マクドナルド、アリシア・マクドナルドです!」
 「シリアスかと思った? ざんねん! コメディでした~」
 「渚沙のメタ発言は色々と凌駕してるよ」
 「そう? 何か嬉しい。で、流石にそれはないだろ」
 「いや、本当だよ」
 「え、マジで?」
 「うん」






















 「まあ、アリシアってところだけね」
 「んだよ、ビックリだぜ……」
 「気にしたら?」
 「負けな」
 「よろしい。下の名前はリサイア。この世界で新しく貰った名前」
 「貰ったってことは、他に誰かいるのか?」
 「そう、渚沙が持ってる石、旧神の印《エルダーサイン》の製作者……ヌトス・カアンブルって人。その人から私は名前を貰ったの」
 「これ、そんな大層な名前だったのか……ん? そいつって女で槍持ってねーか?」
 「美人だけど槍は持ってなかったかな? それがどうしたの?」
 「本……? じゃあ、そいつじゃなくてもいいから、槍を持ったやついなかったか?」
 「いたような……いなかったような……」
 「居るのか!?」
 「わかんないや……そういえば、この世界の名前を教えてなかった気がする」
 「名前、あんのか?」
 「うん、あるよ。全て名前には意味があるからね。この世界の名前は幻夢境(ドリームランド)っていうんだ」
 「正に夢の世界だな」
 「うん。これは、貴方の夢の世界」
 「そうに決まってるだろ。俺が見てる夢なんだからよ」
 「ちょっとニュアンスが違う気もするけど、まあいっか。これからもよろしくね、渚沙」
 「おう、よろしく頼む、アリシア」


 ――声が響く。
 


           我は汝……汝は我……

          汝、新たな絆を見出したり……

 汝、”死神”のペルソナを発する時、我ら、汝に更なる祝福を与えん……




 「そろそろ、夜が明ける頃だね。そろそろ行かないと朝ご飯とかお昼ご飯作る時間なくなるよ?」
 「結構時間が経つの早いんだな」 
 「まあ、意識してないとそうなるよ」
 「じゃ、またな、アリシア」
 「バイバイ、渚沙」




















 現在のステータス 魅力:2.5 頭脳:2 寛容さ:2.5→3 変態度:3 勇気:2
 
 喜助の悩みをいつでもカモン状態→寛容さ0.5UP

 コミュニティ『魔術師』『隠者』『死神』の絆を結んだ!
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