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Twice Again

Author:Twice Again
えと、どうもTwiceAgainです。
始めましての方も、そうでない方もどうぞまったりゆったりしていってください。小説の毎日更新は出来ませんが、マイペースにやっていきたいと思います。僕の二次創作は暇つぶし程度にどうぞ。感想やご指摘は歓迎します。
では、どうぞごゆるりと……。


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  今日は土曜日。
 メールが来ていた。
 
 『明日、お前の家に行くぞ。覚悟しておけ。晩餐の用意だ』

 琴音さん……集りに来るのはやめましょうよ……
 休日だから学校には行かなくていいからって、自分の飯くらい用意しましょうよ……
 どうせ今日は翠屋に入り浸ってるだろうし。
 なのはに迷惑を掛けていないことを祈る。

 「さて、買い物に行こうか」
 

















 「あれ、こんなとこにドアなんてあったっけ?」

 蒼いドア。
 裏路地を少し進んだところにある、コンクリに囲まれた場所。
 このドア、見た事がある。

 「確か、ポケットに入れっぱなしだったよな……」

 あった。
 蒼い鍵。
 仮面(ペルソナ)の描かれた、俺の鍵。

 ガチャリ。

 扉が開く。





 「ようこそ、お待ちしておりました」
 「久し振りです……」
 「イゴールと、エルザちゃんだったっけ?」
  
 コクリ、とうなずく。

 「なんであんなところにあるんだ?」
 「それにつきましては、こちらのエルザに説明をさせます」
 「あなたがこっちの世界で私達の助けが必要な時があるのに、夢と現実の間でしか会えないのなら不便です……」
 「だから、こんなところにねえ」
 「左様、私達は客人をもてなすことを生業としております故」
 「ふーん。なあ、ここにある本って読んで良いのか?」
 「読んでもいいけど、きっと理解出来ないです……」
 「何でだ、エルザちゃん」
 「人間には、発音も読解することも出来ない言語で書かれているので……」
 「そりゃあ、難儀だな」
 「あの、エルザちゃんっていうのは、止めてもらえないですか……?」
 「えー、なんでだー」
 「恥ずかしいです……私はイゴールと姉の2人と兄の1人しか知っている者はいないので……」
 「姉ちゃん兄ちゃんいんのか」
 「姉の1人は、今はいませんが……」
 「りょーかい。じゃあ、なんて呼べば良いんだ?」
 「普通にエルザ、でいいです……」
 「大した変わりは無い気が……」
 
 ちょっと、ぶすっとした表情を浮かべた。

 「エルザ、これでいいだろ?」
 「はい……」 
 「あのエルザがここまで饒舌に……感謝致します、お客人」
 「なんか変な感じがするぜ……まあ、感謝されてる、てのはわかるけどよ」
 「イゴール、余計な事は言わないと……!」
 「仕方ありますまい、お客人よ。エルザは過去、貴方が来た時に素っ気無い態度をとったことを悔いておるだけでございます」
 「なるほどな」
 「むぅ……」

 頬が赤く染まった。
 ついつい話しこんでしまった。
 どうやら姉や兄は、エルザ程感情が表に現われないようだ。
 別に感情が稀薄、というわけではない。
 恥ずかしがったり、悲しくなったり……そんな表情を見せることが少ないようだ。
 
 さて、家に帰ろう。

 「あ、待って……」
 「どうした?」
 「明日は、気をつけてね……」













 
 さて。
 今日も今日とて幻夢境へ。

 「おっす、アリシア」
 「おひさー」
 「昨日も来たんだけどな」
 「昨日は昨日だよ」
 「なのはを紹介したかったのに」
 「こんなに可愛い女の子の前でよく他の女の子の話を出来るね」
 「あと10年経ったらな」
 「……じゃあ、私の妹には手を出しちゃうんだね」
 「妹?」
 「ううん、何でもない。私はちゃんと、そのなのはちゃんって子の事知ってるから大丈夫だよ」
 「なんで知ってるかは聞かない。怖いし」
 「シュークリームを要求するね。さっきの罰で」
 「この世界には何でも持ってこれるのかよ……」
 「そんなわけでよろしくねー」

 金髪ロリにはご注意か。

 「そうそうソース。明日は気を付けるんだよ」
 



















 『魅惑のリリカルダイアリー』

 拝啓、アリサちゃん、すずかちゃん、はやてちゃん。
 隠し事をしていてごめんなさい。けど、これはなのはと渚沙君しか知らない事だから内緒なの。
 いつか、このことが話せるようになりたいの。出来れば、平和的に。
 渚沙君は格好良い。あの黒くてドロドロした……えと、車道? シャドウ……影……禿……。
 を相手にして怖がらなかったの。なのははハスターがいても、やっぱり怖い。
 昔、お父さんが怪我したみたいに、なのはや渚沙君が怪我しちゃうのは嫌だ。
 それだけが、嫌だ。
 渚沙君はなのはを守ってくれると言ってくれたけど、なのはは良い子を目指す悪い子。
 だから、少しは自分を守らないと。焼け石にお湯だとしても、なのはは少しでも迷惑をかけちゃいけない。
 ……それは、あれだよ? 家族や友達に迷惑かけるのと、戦ってるところで迷惑をかけるのとじゃ全然違うからね?
 渚沙君は男らしいけど、どっちか言うと凛々しいって感じがする。
 お兄ちゃんと試合をしてるお姉ちゃんを思いだす。
 ……お姉ちゃん、出会いがあるのかな? 流石に大学生にもなって男の人と付き合った事がないっていうのは……
 なのは達はセーフだよ! だってまだ高校生だし! 
 ……中学校は男女別だったからだよ……だから、そうなの……
 そういえば今日の授業で将来の職業についてアンケートをとってたっけ。
 2つまで、と先生が言ってたから書いたけど。
 『翠屋2代目』『お嫁さん』
 眠くなっちゃった。
 今日はもう寝よう。
 おやすみ。




 拝啓、なのは、すずか、はやて。
 最近なのはと夢見の距離がぐっと近づいた気がするわ。
 物理的に近づいた気もするけど、心、精神的に、なんか私達とは一線を越えてる気がする。
 まるで何か切欠があってそうなったみたい。
 だとしたら、それは恭也さんが原因なんだろう。
 すずかに聞けば、前に夢死病にかかったみたいだし。
 ……けど、治った。
 理由はわからない。
 きっとなのはと……夢見が何かをしたのだろう。
 ……私は無力だ。
 友達が困っているのに、手を差し伸べることも、手助けすることも出来ない。
 どうしようもないほど、無力だ。
 私に、価値なんてあるのだろうか。
 無価値じゃないのだろうか。
 価値があるのなら、私に存在意義があるのなら。
 きっとお父様は――。
 ……ちょっとらしくない。
 これで、ちょっと悩みは吹っ切れた。
 夢死病になんて、絶対にならない。
 おやすみなさい。



 拝啓、なのはちゃん、アリサちゃん、はやてちゃん。
 私はいつになったら、勇気を持って真実を話せるのだろう。
 私は臆病だ。 
 私は卑怯者だ。
 卑しい、卑劣な人間だ。
 みんなが優しいから、それに甘えてずっとずっと黙ってきた。
 お姉ちゃんは、それを打ち明けて、受け入れてくれる人を見つけた。
 私に見つかるのだろうか。
 ちょっとずつ、仮面が剥がされていく。
 夢見君と一緒に居ると、本当の自分を見てほしいと思ってしまう。
 だから、ちょっとだけ暴走しちゃって、血を飲んでしまった。
 夢見君は、何も言わなかったけど……きっと気にはしてる。
 もしそれで、嫌われたのなら……私はどうすればいいのだろう。
 こんな身体を投げ出してでも、彼の気を惹こうとするのだろうか。
 私をずっと見ていてほしい。 
 そんな願望が渦巻いては消え、渦巻いては消え。
 言葉に出来ない。
 したら、今の関係が壊れて、みんなとバラバラになっちゃう気がする。
 夢見君はみんなは受け入れてくれると言ってくれたけど、夢見君自身の事ははぐらかされてしまった。
 もし、受け入れてくれなかったら――。
 私は、どうなってしまうのだろう。
 私は――、、、なのに。



 拝啓、なのはちゃん、アリサちゃん、すずかちゃん。
 こうして手紙を書くんわ久し振りな気がするで。
 イギリスにおるグレアムじいちゃんに手紙を最後に書いたんは中学校の頃やな~。
 また、ヴィータと一緒に書こかいな。
 喜んでくれるかいな。
 もしかしたら、グレアムじいちゃんやったら夢死病の事、解明できるかいな。
 ……最近、ゆめみんとなのはちゃんの距離が近こうなった。
 桃子さんと協力したんはしたんやけど、何やモヤモヤする。
 別に好きってゆーわけやないけど。
 なのはちゃんと距離が近こうなった分、ウチらとの距離が遠なった気がする。
 なのはちゃんやのうて、ゆめみんが。
 聞いても、2人ともすぐに話逸らすし……。
 バレバレやのにな。
 秘密……なんやろな……。
 その秘密を、いつか話してくれると嬉しいんやけどな……。









現在のステータス 魅力:3 頭脳:2 寛容さ:3 変態度:3 勇気:2
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