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Twice Again

Author:Twice Again
えと、どうもTwiceAgainです。
始めましての方も、そうでない方もどうぞまったりゆったりしていってください。小説の毎日更新は出来ませんが、マイペースにやっていきたいと思います。僕の二次創作は暇つぶし程度にどうぞ。感想やご指摘は歓迎します。
では、どうぞごゆるりと……。


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Side Areas

気分転換にちょっと遠くにまで走ることにした。いつもは見られない風景が新鮮で結構走り込んでしまった。

今走っている風景は、近くにインターミドルチャンピオンシップミッドチルダ地区選考会 第一会場が見える。




とても大きなドーム型の会場で毎年1度世界最強の10代を決める大会の地区選考会を行っている。確か、第二会場まであってそこを勝ち進めると地区予選に進める。

ミッドチルダ中央部からは確か3名が選ばれるはず。昨年、出場はしたけど、代表選手を決める試合は棄権したなぁ。なんか友達は増えたけど。まだ精神的に不安定だったときにオルバを鎮めるために無理を言って出場した。棄権したのはオルバがあきたから。戦っているのはオルバだから、オルバが戦いたくないのだったら僕は出ない。

デバイス、確か『エウロス』をシンディさんが造ったはず。ほとんど意味はなかったけどね、規約に『規約にCLASS3以上のデバイスを所有して装備すること』ってのがあったから、一応それのために。Set upはしたけど、バリアジャケットを展開しないから色々と嵐が巻き起こった。僕はかなりヒヤヒヤした。だってアイツ、ギリギリで攻撃を避けるから。心臓に悪い。

ともかく、色々と問題があったけど、主に誹謗とかね。まあ、気にしなかったけど。ヴィヴィオ辺りは僕が出場したの知ってたっけ? …いや知らないだろう。スバルさんやティアさんはコーチをしてもらったからモチ知ってるけどね。

心の中で愚痴をオルバに聞こえるようにして、ところで今何km走ったんだろうという疑問にぶち当たった。走っているときとか、筋トレの管理は全部エルに一任してあるから聞いてみよう。

「エル、今何km走った?」

「42,195kmです~!フルマラソン達成です!」

エルは上のジャージの上にあげたチャックの部分から顔を出している。彼女の定位置だ。ガーディアンは今回は腕に着けてある。

へー、フルマラソン達成か。すごい、すごい…ってええ!? マジですか、結構景色が綺麗で寄り道なんかしてたけど、フルマラソン達成しちゃったの!?

「フゥー…」

そう考えると急に疲れがドッと押し寄せてきた。休憩がてら、喉の渇きを潤すため自販機に向かった。

「えっと、オススメは……」

『本日のオススメ! カレースープレックス‼』

意味がわからない。エスプレッソとかならわかるけど、スープレックスとか格闘技の技やん。つまらんギャグかますな。いやけど、カレースープエスプレッソとはどんなものなんか……。

『お気に召さないあなたには、黒豆ジュースがオススメ! 黒豆100%を使った純度MAXのジュースです!』

おやおや、ちとやり過ぎとちゃいますの? そんなもの走り終わって乾いてるわてに豆の絞り汁を飲めと? アホとちゃいますか。てか、豆100%がなんでジュースになんだよーー!

『ついさっき、フルマラソンを走り終わった人にはこれ! ビーフストロガノフ!!』

「もはや飲み物ですらない!!!」

この自販機やだ…。オススメがオヌヌヌレベルに成り下がってる。使えない。

「無難にスポーツドリンクでいいや…」

買えたのは良かったけど、あたりが出てカレースープレックスが出てきたときはびっくりした。

木陰に移動して、休憩しようとすると先客がいた。僕に気づくと髪をいそいそと隠し、フードを被り向こうを向いてしまった。

一瞬見たときに長い黒髪のツインテールが見えた。それと合わせてあんなにも早く長い髪を隠せる人はそうもいない。僕の脳内には彼女の名前『ジークリンデ・エレミア』が浮かんでいた。

「もしかして…ジーク?」

「ど、どちら様でしょうか?」

あ、サングラスをかけているのを忘れてた。どうやら僕がこれをかけていると、僕だとわかる人は少ないらしい。

「ごめん、これ外すね」

「ぁ…エリアスやったんか」

「久しぶり。元気にしてた?」

「うん…ちょっとは」

「ちょっとって…。あ、隣いい?」

すでにフードをとっていたジークに確認を取る。コクリ、と首を縦に振った。

「ありがと…。あ、これ飲む?カレースープらしいけど」

「どしたん、飲みたないの?」

「アタリが出たから。それに今はそれを飲める状態じゃないからね」

「ふ~ん。ありがと」

「ジークは何をしてたの?」

「走ってた。終わったから休憩がてら、柔軟してたんよ」

なるほど。うっすらと汗をかいているのが見える。髪とか、うなじの方とか。

「エリアスはどしたん? 家から結構遠いのに…」

「走ってた。距離はフルマラソンちょうどぴったし」

「…ぇ」

「まさかジークに会うとはね。いつ以来だっけ?」

「冬休みにヴィクターの家に呼ばれて以来やと思うんやけど…」

ヴィクターっていうのは、ヴィクトーリア・ダールグリュンというお嬢様の人。なんか僕も呼ばれた。のは良かったんだけど、家までわざわざリムジンで来られたときはびっくりしたじゃ済まなかった。その日はおでんを食べた気がする。あの執事さんのおでんは美味しかった。

「あの時のジークの食べっぷりは凄かったね」

「あんま言わんといてな、恥ずかしいし//」

あの時の食いっぷりはスバルさんに負けず劣らずの食べっぷりだった。見てるこっちがお腹いっぱいになるくらい……。その後に僕がおにぎりを作ったけど、作って皿に置いてちょっと目を離すと、もうなくなってたりする。

犯人はジークだとわかった理由は、口のまわりに米粒をつけていたからだ。以外とお茶目だったりする。

「どうして、僕ってヴィクトーリアの家に呼ばれたんだろ?」

あと、なんで住所がばれてたんだろ。こっちの方が気にはなるけど、なんかとてつもなく怖い。

「いや、それは、その、うちがヴィクターに頼んで……//」

「ジークが?」

どうしてだろう。大会が終わった後、ちょくちょくジークと遊んだりしたけど、ヴィクトーリアとは接点はあんまりなかったし……。まあ、大会の時知り合った友達の1人だけど。

「えと、そう! 1人より2人、2人より3人の方がご飯は美味しいやろ!?」

「なるほど~」

「(ああ、またチャンス潰してもうた…。)」

「はは~んです」

顔を紅潮させて言っているのが妙に怪しかったけど、乙女の秘密というものだろう。気にしない、気にしない。

てか、エル。小声で言ってたけど何に納得してたの?

「…今回のインターミドルにはエリアスは出るん?」

ジークは話を変えるべく、まだ赤い頬などをほっといて話題を新しく作った。

「…わからない。けど、今の自分の力を測るのならちょうどいいと思ってる」

「さよか……。なあ、今新しい技とかないん?」

「失敗するかもだけどあるよ。一回見てみる? ここじゃ危なくて出来ないから移動はするけど」

「ほんまに! ならすぐ行こう、今行こう!」

「そう焦らなくても時間はあるって……」

そう言って、ガーディアンを見ると昼を過ぎていた。


人の身体は気づかなければ痛くなかったり、蚊に刺されたのに気づかないと痒くなかったりしない? 今昼ってのに気づいて、僕はお腹が悲鳴をあげたのを聞いた。

「ジーク、悪いんだけど先にお昼食べに行かない?」

「んー、ええよ」

「サンキュー、僕の奢りでいいよね?」

「んー、ええy…ってうちもお金ぐらい払うって!」

「いや、ここは男が払うべきだと誰かが…」

「そ、それやと…ほら、なんかで、デートっぽいし……//」

「わかった、こうしよう。僕は自分のに全額出して、ジークのには半額だそう。これで決定!」

無理は強引に押し通すもの。どこかのハムさんが言っていた気がする。やはり反論はあったけど、結局これで落ち着いた。

「そういうことですか~」

エルがまた1人で納得し、怪しい笑みを浮かべていたが…好奇心猫を殺すというし、聞かないでおこう…。





どこぞの森で、新技の披露。まだ失敗しかしたことないけどね……。

ガーディアンをセットアップして準備は完了。

もう、防御壁で城を作る修行は終わり。今はこの新技の特訓をしてる。

じーっと少しばかり離れたところにいるジークの視線を感じる。どこかキラキラした視線とは別の気持ちが混ざっているような気がする。

「――」

魔力刀を右手に生成する。けど、いつもとは違い刃ではなく、掌に集めていく。

超高密度の魔力が少しずつ球体の形になっていく。その魔力の塊は中で渦を描くように高速回転している。

空気を振動させて甲高い音を鳴らし、辺りに強風が吹き込んでくる。今までにない感覚……これが――!

前方にある巨木を目に据える。巨木に向けて疾走する。ただこの手にある暴走しようとする力の塊をぶつけるだけで、それだけであの巨木は――!

「――!」

思うより疾く、極限の一撃は巨木を砕くように螺旋回転し、潰し進んでいく。耳の鼓膜を破壊するのに十分な程の音は、まるで大地が悲しみ叫ぶように感じられる程だった。

亜音速を越える音速の域の一撃は、攻撃地点を中心にして爆風を巻き起こし、文字通り巨木を木っ端微塵にする。

右手が、全身が苦痛を訴える。しかし、すぐに痛みは消え巨木であったものの後ろに降り立つ。

粉々となった巨木はいまだ残る衝撃波によって空気中に霧散し、大空に消えて行った。新たな風が入り込んでくる。やがて、衝撃波は消え、あたりは静かな森に戻る。

「エル、今の成功?」

胸に隠れていたエルが僕の目の前に出てくる。その様子にジークは驚いていた。が、すぐに焦った様子で駆け寄ってくる。

「成功のようですけど…。この技は危険すぎです~!右手をみてください!!」

エルに言われて、右手を見ると…。大変なことになっていた。

皮膚が裂け、血は肘から先にかけ滴り指先の感覚までなくなっている。どうやら神経を少しやってしまったようだ。痛みも感じない。

「やっぱり、あれ以上は無理なんです! 元々こっちの技はオルバに――「エリアス!!!」なんですから!」

ジークが怒った表情でこっちに来る。あちゃ~、これは不味いかも。

「エリアス! その腕はどしたん!?」

「な、なんと言いますか…ぶっ壊れた?」

「とぼけとる場合やない! もう、さっきのがそんな大怪我するんならせんといてよぅ……」

「いや、僕も知らなかったものですから…」

本当のことだ。まさかオルバに教えてもらった技がこんな副作用をもたらすとは……あとで…何か言っとか…ないと……。

「とりあえず、悪いけどウチのタオルで縛って止血させてもらうで……? あれ、エリアス、エリアスーーー!!??」

最近、僕の日常が壊れていく気がする。

頭に血が回らない。頭痛はなかったのに、まるで鈍器で殴られているようにガンガンする。

血の気が引いて行き、僕は意識を手放した。

Side out






Side Sieglinde

エリアスが倒れたから、とりあえずウチのタオルで止血しといた。…ちょっと使ってウチの汗がついとるやつやけど、ええよね?

多分、エリアスは気にはせえへんと思うけど…。いや、ほんの少し…結構気にしてほしかったり、なかったりなんやけど。

エリアスを背負って家に運んでく。ちょうど今近くに住んどるし。思ったけど、エリアスって軽いんやなあ。エリアスの顔が、近くに見える。それだけで心臓が走っとる時より、ドキドキしとる……。

「はあ…」

苦しい。恋ってこんなにも苦しくて、逃げたくて、辛いものなんやな…。こんなに近くにいるのに、何も変わらへんし何も気づいてくれへん。まあ、起きられたら色々と困るけど…。

ちょっと不謹慎やけど……。す、すこしくらいそのご、ご褒美というか、ウチ得があってもええよね?

「よい…しょ」

背負ってたのをお姫様抱っこにかえる。いや、してほしいんやで、ホントは? けど恥ずかしくて言えへんし……。

さっきは目の端にチラチラと見えてただけやけど、今度は目の前に見える。スヤスヤと眠るエリアスの顔が可愛いすぎて直視できへん//

はたから見たらかなり怪しいと思う…。もうすぐ家やし。ちょっと急ごう。

でも、そのとき気づいた。

「え……?」

エリアスの右手は、止血はしてるけど…傷口はぜんぜんやったのに……。




なんで、もう治っとるん……?

Side out
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