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Twice Again

Author:Twice Again
えと、どうもTwiceAgainです。
始めましての方も、そうでない方もどうぞまったりゆったりしていってください。小説の毎日更新は出来ませんが、マイペースにやっていきたいと思います。僕の二次創作は暇つぶし程度にどうぞ。感想やご指摘は歓迎します。
では、どうぞごゆるりと……。


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Side Areas

何故か保健室で寝ている。頭と……胃が痛い。焼けるような痛さ。あと、ベッドの近くで寝てる謎の美少女がいた。制服は中等科、クラスには……いない筈。記憶にないからね。

こんな事態になるきっかけは確か……昨日の朝ご飯のときだっただろうか?




「低血圧ってね、かなり辛いんだ」

「そうですね。毎朝辛そうな顔をしてますから」

「偶に寝過ぎて朝ご飯と昼ご飯を作れずに学校に向かうときだってある」

「だから偶に食堂で食べるんですね」

「今はアインハルトと一緒に学校に行くから授業に遅れる事はないけど、朝ご飯抜きはきつい」

「ぎりぎりまで寝てたときが多々ありましたね」

「だからお願いアインハルト! 朝起こしに来て!」

「ええぇっっ!?」

「そ、そこまで露骨に引かなくても……」

「い、いえその……(これはお隣さんに住む幼馴染にしか許されなかった伝説の『エリアスさん、起きてください。朝ですよ♪』!!! これがあるなら先に知り合ったというヴィヴィオさんのアドバンテージを覆せるはず……)」

「あ、そのやっぱり嫌だったr「大丈夫です! 任せて下さい!」あ、ありがとうございます!」

謎の圧倒的迫力を受け、反射的にお辞儀をする。なんかアインハルトが怖い……。

朝はそんなことを話しながら、校門の辺りでヴィヴィオに出会う。他愛もない話だけど元気に笑ういい子だ。

もちろん中等科(こっち)側の玄関に着いてくるというボケをかますのは忘れない。

授業を受けて、隣の友人と話し、授業を受けて、前の席のアインハルトと話す。その時何故か周りの人達の口から白い謎の粉が出て来ていた。その後で飲み物を買いにいくと、コーヒーは売り切れていたが特に言うことはない。

そして、昨日は終わっていった。











今日、約束通りアインハルトは起こしに来てくれた……何故か馬乗りだった。

折角だったので朝ごはんを作ってあげた。アインハルトは美味しそうに食べてくれた。

「美味しそうじゃありません。美味しいです」

……ありがとう、アインハルト。

ちなみにアインハルトはわざわざお昼ご飯を僕の分まで作ってくれた。手作り、と聞いてテンションの高くならない男子はいない。どうやら僕もその範疇に漏れてはいないようだ。

嬉しかったが……今思えば、やっぱり低血圧のせいか。頭が回らなかったのか。予想ガイデス。



昼休みとは、ご飯を食べたり友達と喋ったりして楽しく過ごすものだと……信じていた時期が僕にもありました。迂闊だった、完全に予想の範疇を超えていた。だって知らなかったんだもん。



「さあ、食べてください!」

「うん、ありがとう」

眼前にあるのは変哲のないように見えるお弁当箱。おにぎりや卵焼き、唐揚げなどの色とりどりのおかずが入っている。アインハルトから渡された箸を手に、まず卵焼きを口にしてみる。

隣では、アインハルトがキラキラした瞳でこちらを覗きこむように見ているが正直なんか食べ辛い。

ひとつ箸で掴み、パクつく。

もぐもぐ……。

!?

卵の風味と程よい甘さが口に広がる――と思いきや、むちゃくちゃ酸っぱい。

「……ゴクンッ……」

「ど、どうでしょうか……?」

妄想を絶した、と言いたい。

「……まだだ、まだ大丈夫のはず……!」

「エリアスさん……?」

表情を崩さず、他のおかず――たこさんウィンナーに手をつけてみた。

もぐもぐ……?

「かっ……」

「か……?」

辛いっ! むちゃくちゃ辛いよ!

「あ、アインハルト……? お茶を一杯……も、貰えるかな……?」

「はい、どうぞ」

アインハルトの手から奪うようにお茶をとって、ゴクゴクと飲む。幾分楽になる。

しかし、まさか……アインハルトが料理を出来ないとは……。あれかな、常に修練に時間を割いていたからかな?

思考をしようとも、これ以上は箸を動かさないと怪しまれる。いっそのことハッキリと言ってしまえば楽だが、アインハルトが傷つく様子は僕の精神衛生上、害にしかなり得ない。しかし、箸は進まない。これ以上のブラックなものが存在しているかもしれないし、他は大丈夫かもしれない。どこも確証はないがグレーの内、9割はブラックのグレーが存在しているだろう。

「逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……」

「あの、大丈夫ですか……? もしかして、美味しくなかったり……」

寧ろ、不味い方がいい。

逃げればアインハルトは傷つく。それとなく料理は得意じゃないことを伝える作戦は後に考えるとして、今は現状を打破することを考えるんだ……!

「くっ……」

左手で、俵型に握られたおにぎりをとる。健全な男子諸君なら可愛い子が一生懸命に握ったから、その汗が付着しているとか考えるだろけど……今は命の危険が迫っている可能性があるんだ。何故に生きるためにする食事が命運を左右するのだろうか。

「ところで、アインハルト。このおにぎりには何の具が入ってるのかな?」

「鬼切りですか……? それには具は入ってませんよ」

「わかった、ありがとう」

これで大丈夫だ……! 安心して食べられる。

手に取ったおにぎりを口にし咀嚼する。お、これは大丈b……




あんみゃい。あまい。甘い。あまーーーーーーーーーーーい!

これはおそらく塩じゃなくて砂糖じゃないのかな……?

破竹の勢いとまではいかないが酸っぱいもの、辛いもの、甘いものと3連続。口の中はすさまじい混沌へと誘われていた。先ほどの辛味はまだ残っていてかなりヒリヒリと痛覚を刺激する。

「ハァ……ハァ……ハァ……大丈夫だ、きっと最後には女神が微笑んでくれるはず……」

「エリアスさん!? 目がヤバイですよ!?」

ほら、安西先生も言ってたよ『あきらめたら、そこで試合は終了ですよ?』って。

逃げるわけにはいけない。てゆーか、ここまで来たら毒を喰らわば皿まで……だ。

「……ゴクリッ……」

思わず、息を呑む。残された料理は唐揚げのみ。調理に手間をかけているのなら、危険な状態になる確率は増大する。プルプルと震えた箸で唐揚げを掴む。プルプルとしていたのは箸だけではなかった。唐揚げもプルプルしている。

「これを、食べれば……!」

『死ぬわな』

そう、確実に死ねる気がする。僕ではなく、オルバの直感。よく当たるんだ、これが。

パク、ぐちょっぐにょっ……

「くぁwせdrftgyふじこlp!!!???」

「エリアスさん!?」

噛んだ瞬間に広がる謎の匂い。次が噛めない、飲み込めない、吐くことなど……以っての……ほか……だ……。

意識が混濁する。朦朧とする。まだうっすらとした意識のなかで、こんな会話が聞こえる。



「大丈夫ですか!? 一体どういうことでしょうか……?」

「あら、アインハルトじゃない。久し振りね」

「あ、アリス! お久し振りで……じゃない、少し、いえ、かなりの緊急事態です!」

「一体どうしたって……えっ! 人が倒れてる……! アインハルト、まさか!?」

「私の料理を食べていたら……突然……」

「う、迂闊だったわ……早く言っておけば、こんなことにはならなかったのに……。まだ、息はあるわね。アインハルト! 保健室に運ぶわよ! 早く!」

「は、はい!」


物理的にSide out……














最初はエリアスだってあまり料理は上手ではなかった。だが、回数をこなせば上手になっていった。料理の本を読んだり、なのはに聞いたり、妙に料理が上手な、かのおっぱいマエストロに聞いたり、と色々とした。

オルバやエル、ティアナ、ナカジマ家の人達、そしてSt.3人娘やなのは、フェイト、八神家の人達に信頼されるほどの腕前にはなった。

そのときに、八神家の……緑の人が『私よりお料理が上手です……うぅ……』と涙を流していたのは印象深い。名前は忘れられたけど。

確か八神家の人達は色々とおかしい人が多かった。家主が狸でおっぱい大好きのレズ疑惑持ち。ヴォルケンズの4人は……おっぱいニート剣士とか、某ゲーム会社の新型携帯型ゲーム機とか、本来の役割は回復役なのに、事料理においては人を失神させる人、そして青い犬。あとエル(Lじゃない)サイズの小人その1。その2は露出狂のような服装。なにこのカオス。













Side Areas

以上が、昼休みの状況。よく覚えていたな、僕。九死に一生を得たのか、未だに残る吐き気が何ともうざったい。

「どうしたものか……」

懸案事項は2つの事。1つはアインハルトのこと。ハッキリというべきなのだろう。僕の今後についてもきっと重要になるし。もう1つは、この子。小学生に見える中学生だ。アインハルトならともかく、僕は知らない。

「……んっ……あら、起きたの、えーと……」

「はじめまして。エリアスだよ」

イスに座ってうつぶせになるように寝ていたせいか、この謎の少女は背筋を伸ばしバキバキと音を鳴らせていた。誰だろうか?

「ふぅん……言ってなかったわね、私はアリス。アリス・クロスフォード。アインハルトの親友よ」

謎の視線、まるで物覚えの悪い男に向ける視線に、なぜか僕は既視感(デジャビュ)を感じた。

「アインハルトの……?」

「ええ、初等科の頃からの付き合いだわ。そういう貴方は……仲がよろしいようで?」

何か、別の要素――その正体はわからないが――を孕んだ物言いに納得しかねる。

「まあ、ぼちぼち。それより、今は何時?」

「4時よ。4時30分ってところかしら。私はここにずっといたけれど、アインハルトには授業に行ってもらったわ。あの子、かなりテンパっちゃってね……」

「そういう君は、大丈夫なのかい?」

「大丈夫よ。授業なんてつまらないし、みんなが勉強している中でこうして別のことをしてるのなんて、なんか楽しいじゃない」

「さいですか……それで、クロスフォードさんとやら」

「そんな長い名前で呼ばないでちょうだい。アリスでいいわよ。もしくはアリス様で」

「では、アリス様「ごめんなさい、本当に言うとは思ってなかったわ……」……わかった。アリス、ちょっとだけ聞いてもいいかな?」

「……何が聞きたいの?」

「アインハルトが来る前に、話を聞かせてもらえるかな? 君と、アインハルトのことを」

「ええ、わかったわ……まずは私達の出会いは、初等科の4年の頃だったかしら――」

懐かしむように話しだす金髪碧眼の彼女、アリスは、アインハルトとの出会いを語ってくれた。














一方、教室では……

『せんせー、エリアスがいませんよー』

『えーとですね、エリアス君は昼休みにストラトスさんの『手作り』のお弁当を食べさせてもらったそうです』

「……!?」

『わお! あっつあつだねぇ~! ヒューヒュー!』

「(ぁぅぅ……//)」

『その後、原因不明の体調不良を起こし、保険室で休んでいます』

『………………』

来週に予定されていた調理実習で、アインハルトが調理に参加しない方向で話が進むことが確定した。
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